【5】どんな現場があるの?
忍者として仕事するには?
①時代劇の舞台で戦う忍者
②時代村で忍者ショー
③イベントや小規模テーマパークの忍者ショー
④忍者屋敷やテーマパークの案内人
⑤おもてなし隊など、広報的な忍者
色んな形があります。
では1つずついきましょう。
①時代劇の舞台で戦う忍者
今や探せばいつでもどこでも何かしらの舞台が公演されています。
現代劇から時代劇、人気劇団から小劇団、様々なジャンルの舞台がありますが、忍者が出演するのは9割が時代劇。たまに現代劇にも忍者が出演する事もあります。
舞台に出演する忍者は皆さんのイメージに1番近い忍者かもしれません。
基本的に役が貰えるというよりかはアンサンブルです。
忍者は数が必要とされる舞台が多いのです。
お客さんとしても主役と忍者2、3人の立ち回りより、主役に忍者10名とかが斬りかかってる方が迫力があるでしょう。
実際、人数が多い方がやってる方も楽しいです。
舞台出演はオーディションが基本です。
所属劇団の本公演や指名されて行く場合を除きます。
②時代村で忍者ショー
こちらは最も身近に見れる触れ合える忍者です。
本来の忍者を追求している事がほとんどで、派手なアクロバットや現代的な動きよりも、からくりや仕掛けを沢山利用したり。
基本的に毎日数回の公演を行い、出演者も少ないので役者としては名前や顔を覚えてもらいやすいです。
しかし殺陣技術はかなり高いものを要求されますので出演までに時間がかかる事も。
そして出演者は基本的に村の所属俳優です。
時代村は会社として運営しているのでその会社に就職すると考えてもらうのが分かりやすいですね。
もちろんオーディションがあります。
基本的にと書いたのは外注枠もあるという事です。
何かしらの繋がりで人手が足りない時に外部から役者を呼んでくる事があります。
外注は短期間で立ち回りや芝居を覚えて即出演を要求されます。
ある意味1番ハードかもしれません。
③イベントや小規模テーマパークの忍者ショー
こちらは単発イベントを前提にお話します。
イベント主催者から依頼が来て、約10〜30分程のショーを要求されます。立ち回りだけで30分ははっきり言ってキツイです。体力的な問題もありますが、観てても飽きます。なので芝居を入れたり体験を入れたり工夫が必要になってきます。
しかしイベントの良いところは自由度が高い所。
基本、何をしてもオッケーです。お客さんが楽しいと思えるものを考えて作るというのは、自分達も楽しいと思えるものです。
大体は劇団が請け負ったイベントを所属俳優たちが出張公演という形で行う事が多いです。
④忍者屋敷やテーマパークの案内人
⑤おもてなし隊など、広報的な忍者
この2つは役者としてというよりは、とりあえず忍者の格好がしたいという方にオススメです。
時代村でも俳優しか働けない訳ではありません。
忍者や侍などの服を着て施設案内人のバイトなどもあります。
おもてなし隊はある意味自社制作のような所もあるので、我こそは!という方は地元の歴史人物を調べてなりきってみるのも良いかもしれません。
活躍次第では市公認になったりします。そうなれば立派な職業ですね!
忍者になりたいと一言で言っても、色んな形の忍者があります。
皆さんの理想の忍者は見つかりましたか?
今後は経験談を元に「忍者を仕事にして」を題材に書いていきたいと思います。